採血された時や献血の時などに看護師の人がボソッと一言「血液濃いわね」なんて言われることがあります。知らないと血液が濃いってどういうこと?血液ドロドロってこと?といった不安が頭をよぎったりしますが、基本的には口に出すくらいなので良い方向で捉えて問題ありません。「健康的な血液ですね」と言われているようなものです。

しかし、血液が濃ければ良いというわけではありません。濃いのも度が過ぎると血液ドロドロと言われてしまうことになりかねません。まずは血液ドロドロと濃いの違いを知って今後の血液の健康に役立てていきましょう。

血液がドロドロと血液が濃いの違いはなに?

血液ドロドロというのは血中成分の異常などで血液がドロッと粘度を増している場合とその影響や血栓などにより単に血液循環が悪くなっているということで使われる場合とがあります。血液ドロドロで良いことはなにもありません。

一方、血液が濃いというのはほとんど赤血球が多いという意味で使われます。赤血球は酸素を体中の細胞に運び二酸化炭素を回収する働きがあり、赤血球が多ければそれだけ酸素を細胞に供給することができるので、運動持久力が向上します。

ただ、赤血球の主成分であるヘモグロビンが酸素と結合して細胞と血管とを行き来するのですが、細胞がヘモグロビンを無尽蔵に受け入れるわけではないので、必要以上の赤血球が血液中に存在すると血管内で成分の渋滞が起こりスムーズに血液が流れることができなくなってしまいます。このような現象は多血症と呼ばれます。

通常は腎臓が赤血球の量を調整してくれていますが、この調整がうまく機能しなかったり血液中の水分不足などでも多血症になってしまいます。

ですので血液が濃過ぎる場合は血中成分の異常ということになるので血液ドロドロとも言えるということになります。

血液ドロドロや血液が濃い場合に何か問題があるの?

血液ドロドロによるデメリットは身体的不具合や精神的不具合、動脈硬化・高血圧・血栓・脳梗塞・脳卒中など数え挙げたらきりが無いぐらいありますが残念ながらメリットは一つもありません。

血液が適度に濃い場合のメリットは持久力の向上や健全な身体活動の維持などが挙げられますが、過剰に濃い場合は多血症になってしまい動脈硬化が起きることで血栓ができやすくなり脳梗塞を起こしたり、高血圧になってしまうこともあります。

このように血液がドロドロでも血液が濃過ぎてもリスクに大きな違いはなく、重大な結果になってしまうことも考えられます。

多血症に関してですが、気をつけなければならないのは血液中に赤血球が増え過ぎて余剰になることだけが原因ではなく、血液中の水分が減少することでも起きてしまうというところです。血液との相対的なバランスによって多血症を引き起こしてしまう場合もあるということです。

そのため、激しい運動で体内の水分を大量に消費してしまったり、サウナなどに長時間入った後などはしっかり水分補給をしないと多血症の症状が出てしまうことがあります。

血液大臣の場合は水分不足になる前にへばってしまうので大丈夫そうですが…。

血液の健康が大切なわけ

血液は健康のバロメーターとも言われます。体の不調を調べるときは血液を検査すると体の中の異変に気付くことができます。何故なら血液の主成分は半分が水なのですが残りは酸素を運ぶ赤血球、自己防衛をする白血球、出血を食い止める血小板などの重要な物質が占めています。

そのため、体に病気や異変があると真っ先に血液が反応し、出血を止めたり細菌をやっつけたりするために血中成分量が変化します。目に見えた傷やすぐに発症する病気などは血液を調べるまでもなくわかりますが、潜伏期間の長い病気や内臓の異変などを血液の成分から読みとることもできます。

40代にもなると病気や長年の積み重ねによる生活習慣病のリスクが高くなります。血液検査をすることで早めに悪い箇所や潜んでいた病気を早期発見することで早期治療を可能にしてくれます。

言葉の違いこそあれ血液ドロドロも血液が濃過ぎるのも違いはほとんどありません。早い段階で気付けば治すことも可能です。いつまでも身体を健康に保つためのバロメーターが血液の健康ということだと考えて良いのではないでしょうか。

>>血液ドロドロを改善するDHA・EPAサプリメントの口コミ体験談