妊娠中に血液検査などを受けた時は「えっ!」と驚いてしまう出来事が起こります。そう、コレステロールの数値に誰もがビックリすることと思います。

妊娠中は脂質を必要として溜め込むため、血中コレステロール値が高くなるのは異常ではありません。他にも白血球や血圧も高くなる傾向にあります。

基本的には問題ありませんが、高くなり過ぎると赤ちゃんやお母さんの命にもかかわる可能性があります。しかし妊娠中は赤ちゃんのことを考えると思いきったことはできません。そのため日常的に血液を健康な状態にしておき、妊娠中にトラブルが起きにくい状態にしておく必要があります。

妊娠中の血中コレステロール値が驚くほど高い理由

妊娠前は特に問題なかったのに定期検診で血液検査をしたら血中コレステロールの値が高かったということをよく耳にします。妊娠すると、体の中では赤ちゃんへの栄養の確保や出産への体作りのためにエネルギーを蓄えようとする働きが高まり、体は脂肪を貯めやすくなります。

妊娠時の体重増加の約3分1が脂肪を蓄えていることが関係していると言われています。ですから、妊娠中にコレステロールの値が高いからと言って不安にならなくても大丈夫です。しかし、過度な脂肪の摂りすぎや体重の増加は赤ちゃんにも悪影響を与えますのでバランスの良い食事を心掛けましょう。

出産後の血中コレステロール値はどうなるの?妊娠前後の違いってある?

妊娠中の血中コレステロールは、妊娠前に比べて1.5~3倍になると言われています。エネルギーを蓄えようとホルモンが関係していますのでホルモンが減ると脂肪を蓄えようとする働きは徐々に減っていきます。

具体的には、妊娠中期をピークとして後期に向かって次第に減っていきます。出産後のコレステロール値は急に下がることはありませんが、コレステロールの値が過度に高くなければ自然と元の値に戻っていきます

授乳期に向け妊娠中から気をつけておきたい血中コレステロール

出産後、すぐに母乳を与えることで親子の絆をより深いものにするというカンガルーケアが主流になっています。妊娠後期にすでに母乳が出たという人もいるのではないでしょうか。

母乳は出産前から赤ちゃんのために準備され、血液の中にある栄養で作られるので血中コレステロールが高いと脂肪の多い母乳になってしまいます。母乳の中に脂肪が多いとドロッとした母乳になり、詰まりやすく乳腺炎といったトラブルを引き起こしやすくなります。

授乳は、赤ちゃんへの栄養を与える行為ではありますが母子間のスキンシップでもあります。赤ちゃんは安心感を、お母さんは愛着や育児への自信を持つきっかけになります。出産後、赤ちゃんとよりスキンシップがとれるよう妊娠中から、血中コレステロールの値を気にかけ過度に高くならないようにしましょう。

大切なのは妊娠前の血管の健康

このように妊娠から出産まで血中コレステロール値が上がってしまうのは仕方ないことです。

しかし、出産時に異常に血中コレステロール値が高かったり高血圧になっていると血栓が飛んで心臓や脳の血管を詰まらせるリスクが考えられるため、自然分娩ができず帝王切開になってしまうこともあります。もともと血中コレステロール値が高い人はそれだけ出産時のリスクも高くなってしまうわけです。

そうならないためにも転ばぬ先の杖として妊娠前から血中コレステロールには気を付けておく必要があります。妊娠前に血液が健康な状態であれば血栓のリスクも少ないですし、血圧の上昇も少なく済みます。

赤ちゃんを授かってから慌てても遅いです。赤ちゃんの生育は待ってくれません。普段から食事のバランスに気を付け運動をすることを心がけておきましょう。

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