授乳中に血液検査をして血中コレステロール値が高く心配になっているお母さんがいます。母乳はお母さんの血液から作られているようなものなので高過ぎてしまうのは問題ですが、異常なほどでなければかえって良い母乳を赤ちゃんに飲ませているということにもなります。

だからといって安心してはいられません。授乳期が過ぎれば徐々に血中コレステロール値は下がりますが、高くなり過ぎてしまっていると元に戻るまでに時間がかかり過ぎてしまう可能性も否めません。授乳期だから仕方ないといって見てみぬふりをしているとしっぺ返しが待っています。

授乳期に血中コレステロールが高くなる原因や赤ちゃんへの影響、改善策などを見ていきましょう。

授乳中に血中コレステロール値が高くなっても赤ちゃんには影響ないの?

Cute little baby on the hands mother

妊娠から出産後に血中のコレステロールの値が高いと心配される方が多いですが、医師から指摘されなければそれほど気にしなくても大丈夫です。

しかし、脂肪にはダイオキシンなどの汚染物質が蓄積されやすいこと、脂肪の多い母乳が赤ちゃんの黄疸に関わっていることを考えるとできる限り血中コレステロールを高くはしたくないものです。赤ちゃんも脂肪の多い母乳を飲むと吐いたり機嫌が悪くなる傾向があるとも言われています。

また、脂肪の多い母乳は乳腺炎等を起こしやすいということもあるので、なるべく減らすようにしましょう。

授乳中に血中コレステロール値が高くなる原因

母乳の主な成分は中性脂肪です。同じ脂肪でも皮下脂肪と呼ばれる肥満の原因になる蓄積型の脂肪です。母乳を与えると、体重が減っていくのは妊娠中に蓄えられた中性脂肪が母乳として使われるからです。

血中コレステロールは細胞膜やホルモンの材料になります。赤ちゃんは代謝が活発に働きコレステロールを必要とするので、特に初めの頃は血中のコレステロール値は高くなりがちです。また、母乳を出すにもホルモンが働くためホルモンを作るコレステロール値も高くなります。

しかし、母乳を与える回数が減っていくにつれ自然と血中コレステロールの値も下がっていきます。

授乳期が終わっても血中コレステロール値が高い場合の改善法

授乳期が終わっても血中のコレステロールが下がらない人もいて、妊娠などでホルモンのバランスが崩れていたり、脂肪を取りすぎたりと原因は様々です。

妊娠前と同じ生活をしているのに血中コレステロールが高いままというのは良くありません。コレステロールの値が下がるように生活習慣を改める必要があります

妊娠中や出産後は体が辛く運動不足になっていることが多いので体を動かすようにしましょう。ジョギングや水泳、エアロビクス等の有酸素運動が効果的ですが、子供をつれて運動をすることを考えるとウォーキングや子供と行えるエアロビクス等がおすすめです。

慣れない育児や増えた体重に苛立ったり、ダイエットをして対応していませんか?ダイエットやストレスはコレステロールの値を上げてしまう可能性があります。体を動かしストレスを解消し、体重に関しては食生活を見直すことで対応していきましょう。

脂肪をとりすぎないようにお肉はお湯に潜らせたほうがいいですね。青魚にはDHAやEPAなどの血中コレステロールを下げる働きをする栄養素が多く含まれているので積極的に摂るようにしていきましょう。ただし、酸化しやすいので季節に合わせた新鮮なものを選ぶようにしてください。

魚が嫌いという人もいると思いますが、DHAやEPAのサプリメントを使って補うのもひとつの方法です。サプリメントならDHAやEPAといった成分が凝縮されていますし、まったく魚臭くないサプリメントも多いので魚嫌いの人でも問題なく飲むことができます。

DHAやEPAは血中コレステロールを下げて血液をサラサラにする効果があり、厚生労働省も1日に1,000mg摂取することを推奨していますが、魚嫌いの人はほとんど摂ることのない成分なので、魚嫌いの人やあまり魚を食べる機会がないという人は、積極的にサプリメントを活用するようにしましょう。

妊娠、出産、授乳期と体内では様々な変化があります。定期的に検査をして血中コレステロールの管理をしていきましょう。