血液サラサラになるための代表食とも言えるたまねぎ。長期保存も可能で、指定アレルギー物質にも指定されていない誰もが食べることのできる健康食材です。

優秀な栄養食材ですが、血液サラサラ効果を効率よくするために食べるときには一工夫が必要です。たまねぎの栄養をしっかり摂るための豆知識をご紹介します。

血液サラサラたまねぎ

たまねぎの2大栄養素とは?

たまねぎがなぜ血液サラサラになる食材として注目されているのか、たまねぎに含まれている代表的な血液サラサラ成分についておさらいしてみましょう。

アリシン

代表的な硫化アリル「アリイン」が体内に入ると酵素の働きでアリシンという物質に変化します。アリシンはニンニクやネギ科に含まれる有機化合物で、強い抗菌・抗カビ作用があります。

医学的には、血液中の脂肪塊を縮小させて脂質を減らす効果や、血小板の凝固を防いで血栓ができにくくする作用があり、動脈硬化を予防する働きがあります。

また強い抗菌作用があるため、糖尿病、対ピロリ菌効果やO-157菌、ブドウ状球菌といった細菌感染への抵抗力向上の為にも欠かせません。

ケルセチン

ケルセチンはたまねぎに含まれるポリフェノールの一種です。ポリフェノールは抗酸化力が強い物質で、植物が身を守る為の成分の一つです。たまねぎの表皮が茶色く変化するのもこの働きによるもの。外部からの細菌や乾燥、紫外線から守る為の成分です。

このケルセチンは体内に溜まった脂肪の吸収を抑制したり、排出するのを助ける働きがあります。また、抗酸化力が強いため体内や血中の活性酸素によるダメージを減らし、血流促進、抗がん、動脈硬化、糖尿病などの生活習慣病を予防するのにも重要な役割を持っています。

栄養素を確実に体内へ取り込むために効果的な一工夫

たまねぎサラダ

たまねぎに含まれるアリシンは、水溶性でとても不安定な成分であることが分かっています。水溶性が非常に高い為、なんと水にさらしただけでもどんどん溶けていってしまいます。

さらに加熱調理すると分解して失われてしまう為、理想はサラダなどで生で食べることが望ましいとされています。しかし、生で食べるとなると苦辛さが気になってしまいます。それもそのはず、あの辛み成分こそがアリシンなんです。

そのため、水にさらすと辛みが無くなりますよね。これはアリシンが水溶性のため、成分が溶け出してしまっているからなんです。サラダなどで食べやすくなりますが、これではせっかくの血液サラサラ成分が台無しです。熱にも弱いとなると一体どう調理したらいいの?


そこで一工夫。ますはスライスしたたまねぎは、15分程度常温でそのまま放置してから調理するようにします。スライスでなくても構いませんがとにかく放置します。こうすることで有効成分のアリシンが増えます。

そしてアリシンは油との相性がとても良いことが分かっており、油で調理する場合には成分が分解されにくくなります。炒め物として調理する場合は栄養素の消失を気にせずに食べることができます。カレーなどで煮込む場合は、一旦さっと炒めてから煮ることで栄養素を閉じ込めることができます。

アリシンはビタミンB1と一緒に摂取することで、アリチアミンという物質に変化します。するとアリシン単体で摂取するよりも体への吸収効率が良くなりますし、ビタミンB1は通常必要ない分は排泄されてしまいますが、別の成分として取り込まれ、血液中でゆっくり分解されるので、体に長くとどめることができ疲労回復などに役立てられます。

ビタミンB1は玉ねぎにも含まれていますが、ビタミンB1を多く含む、豚肉・豆類・緑黄色野菜・牛乳などと一緒に食べると効果的です。炒め物をするなら、豚肉とピーマン、もやしなどを一緒に炒めれば最適ですね。

私は毎日たまねぎをスライスしてドレッシングをかけただけのシンプルなスタイルで食べています。あのシャキシャキ感が大好きなんです。難点はスライスしただけだと少し辛味もあり、食べているだけで目にしみます。水にくぐらせると辛味が減って甘くなりますが、上記理由からさっとくぐらせるだけにしていますよ。

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