高血圧の原因はひとつとは限らず、いくつかあります。高血圧の原因に肥満というのがありますが、なぜ太っていると高血圧になりやすいのかがわかれば、ダイエットしようという気持ちが高まるかもしれません。

肥満が高血圧のリスクを高める理由

肥満は高血圧のリスクを高める事もよく知られていますが、なぜ太っていると高血圧になりやすいのでしょうか?その理由を紐解いていきましょう。

ここで誤解がないように言っておきますが、肥満体型の人が絶対に高血圧になるとも言い切れません。しかしリスクが高いのは事実ですし、今は大丈夫でも肥満状態が続けばやがて高血圧になってしまう可能性はゼロではありません。

肥満は少し動いただけでも息切れするほど体が重いので、同じ動きでも痩せている人に比べて酸素消費量が多くなります。たくさんの酸素を必要とするので、心拍数が上がれば心臓には負担が掛かりますし、心臓のためにより多くの血液を循環させようとするため、血圧が上がりやすいのです。

意外と多い内臓脂肪型肥満

中高年以降では見た目はそれほど肥満には思えなくても、内臓に脂肪がつきやすくなります。内臓についた脂肪は皮下脂肪よりも厄介です。インスリンは血糖値をコントロールするのに欠かせませんが、内臓脂肪が多い人は大量にインスリンを分泌しようとします。これにより腎臓がナトリウムを排出しようとする働きを邪魔するので、血液の塩分濃度が高くなり高血圧になってしまいます。

このタイプは男性に多いと言われていますが、女性でもなる可能性はあります。痩せていても内臓脂肪が多いと高血圧のリスクを高めますので、お腹がぽっこりとしている人は一度内臓脂肪がついていないか確認しておきましょう。

目安となるBMI

自分が肥満体型かどうか把握する時には、BMI数値が役立ちます。BMIは身長と体重から体脂肪率を割り出し、肥満度を見極める計算式です。

体重÷身長÷身長で計算できます。この結果が18.5から25未満だと標準体重となります。

25以上30未満で肥満度1、30から35未満で肥満度2、35から40未満で肥満度3、40以上で肥満度4となります。特にBIMが35以上の場合は高肥満となりますので、高血圧のリスクはもちろん、糖尿病のリスクも高まります。

身長と体重には個体差もありますし、骨格などの違いで体重は増えますから、身長と体重だけではなく、BIMで判断する方が見極めやすいです。

BMIが低いほど良いように思えますが、18.5未満は低体重となり痩せすぎと判断します。