高血圧の症状の中に頭痛があります。これはよくある症状ですが、高血圧というだけでは頭痛は起きません。

高血圧で頭痛が危険なサインと言われる理由

高血圧の症状の中に頭痛という項目がありますが、ただ単に血圧が高いというだけで頭痛が起こる事はほとんどありません。そもそも頭痛が起きるメカニズムは、何らかの原因で脳の血管が拡張し、拡張した血管が神経を刺激する事で痛みを感じるというものです。

お酒を飲むと頭痛がする事がありますが、これはお酒が血行を促進し、血管が拡張した事で神経を刺激しているからです。血管の拡張がおさまり元に戻れば神経を刺激しなくなるので、頭痛も解消します。

リラックスしたとたん頭痛がするのも、血管の拡張が原因となりますが、脳には血管をコントロールする機能があるので、頭痛が起きても時間が経過すれば徐々に痛みは鎮まります。

高血圧だけでは頭痛が起こらないのですが、高血圧が原因となり動脈硬化を起こし、脳の血管に影響が及ぶと頭痛が起きます

しかし単なる偏頭痛なのか、高血圧からくる頭痛なのかを判断するのは難しく、頭痛持ちの人はいつのも偏頭痛と勘違いしやすいのも厄介なところです。

高血圧で起こる頭痛の種類

高血圧が原因となって起こる頭痛にもいくつか種類があり、それにより状態も変わります。脳出血による頭痛の場合は、動脈硬化が進み脳の血管が壊死してしまいます。これにより小血管が破裂してしまい、それにより血腫ができます。血腫が脳や神経を圧迫すると頭痛が起きます。

くも膜下出血は脳にあるくも膜が破け大出血を起こします。くも膜下出血の場合は立っていられないくらいの激しい頭痛や吐き気が起こりますが、症状が出た時にはかなり進行しており最悪命を落とす事もあります。

脳梗塞は動脈硬化により血管が詰まり、血液が行き届かなくなり脳細胞が壊死します。この場合は頭痛は起こらず手足のしびれや、ろれつが回らなくなるという状態になります。脳細胞が壊死するので麻痺などの後遺症が残ります。前兆として頭痛が続く事もあります。

危険な頭痛の見分け方

頭が痛いという状態だけで、危険かどうかを見極めるのは難しいでしょう。しかし頭痛が続くような場合は何かのサインと考えられますから、疲れているなどと軽く考えずに早めに病院で診てもらう事をおすすめします。高血圧になっても治療はできますから、重篤な病気になる前に予防もできます。年齢に関係なくリスクは誰にでもあります。