高血圧はただ単に血圧が高いというだけでなく、高血圧の状態が長く続く事で合併症を引き起こす事が厄介なのです。

もちろん血圧が高い状態は健康にもよくありませんが、合併症の多くは命に関わる重篤な病気が多いので注意が必要です。

高血圧で合併症が起こる仕組み

高血圧というのは血圧が高い状態です。元々血圧が高めの人もいますが、高血圧になっていても自覚症状がほとんど無いため、まさか自分が高血圧とは気づかず過ごしている人はたくさんいます。

血圧が高い状態が続くと、常に血管にダメージを与えているので次第に血管が劣化していきます。これにより引き起こされるのが動脈硬化です。

動脈硬化というのは血管が長い間ダメージを受け続けた事で、弾力を失い劣化したゴムホースのような状態になる事です。他にも食事や運動不足、タバコやお酒で体内に増えた活性酸素や老廃物、コレステロールが血管癖にたまり血管内を狭くします。

こうなると血液が流れる道が狭くなってしまいます。しかし血圧は相変わらず高いままですから、さらに血管に負担をかけ続けます。血管は体中の組織に栄養と酸素を送る重要な器官であり、血流の悪化は合併症を引き起こしてしまうのです。

高血圧により起こる合併症

高血圧は自覚症状がないので、何らかの症状が出た時にはそれが合併症により引き起こされている病気の症状である事も珍しくありません。高血圧が原因で起こる合併症には、脳、心臓、腎臓、その他いくつかの場所に起こります。

脳は脳梗塞や脳出血やくも膜下出血、心臓は、心筋梗塞や狭心症、心肥大や心不全、腎臓は尿蛋白や慢性腎臓病、腎不全などです。他には眼底出血や網膜静脈閉塞症、大動脈瘤や末梢動脈疾患など、名前を聞いただけでも厄介だとわかる病気が多いです。

これらは全て高血圧が原因となって起こる合併症です。高血圧になっていても自覚症状がないため、気づくのが難しくなります。自覚症状がないといっても、頭痛や手足のしびれ、動悸やめまいなどいくつかサインは出ています。しかし他にも思い当たる場合が多く、年のせいとか、疲れているからと思い込んでしまいます。もしも早い段階でサインに気づき何らかの対処をしていれば、高血圧も改善できるので重篤な合併症を引き起こすリスクは軽減できます。

高血圧の原因は多くが生活習慣に関係しています。降圧剤など薬の治療も必要ですが、元々の原因を作った生活習慣を改善する事が重要です。薬の治療と合わせて根気よく取り組んで行きましょう。