高血圧の原因はその多くが生活習慣に関係しています。症状が軽い場合は生活習慣の見直しと改善で解消する事もできますが、重度の高血圧になると生活習慣の見直しや改善だけでは対処できないため、降圧剤により血圧を下げる治療が必要になります。

血圧降圧剤の作用について

降圧剤というのは血圧が高くならないよう抑制する作用があります。重度の高血圧になると食事の塩分を減らしたり、禁煙や禁酒をしたりしても血圧が下がらず高いままとなってしまいます。もちろん元々の原因となった生活習慣の改善は必要ですが、これとは別に降圧剤で治療を続ける事になります。

降圧剤にもいくつか種類があって、その人の症状によって選択肢は変わります。カルシウム拮抗薬、ACE阻害剤、アンギオテンシンII受容体拮抗薬、利尿剤、などを使いますが、症状や原因によってはこれらの薬をいくつか併用する事もあります。降圧剤を服用すれば血圧は徐々に落ち着き安定していきますが、そうなっても薬をやめるとすぐ元に戻る可能性が高いため、一度降圧剤を飲み始めると生涯続けるのが一般的です。

途中で薬を変える事もありますが、薬には即効性がある反面、副作用もあります。副作用の出方は個人差もありますし、中には全く問題なく続けられる人もいます。仮に副作用が出ても、薬の選択肢はあるため、様子を見ながら薬を変える事もできます。しかし一生飲み続けるという事は肝臓にも負担をかけてしまいますから、メリットもあればデメリットも存在しているのです。

降圧剤の副作用について

どの薬を選ぶかは人による違いもありますが、副作用があるので作用と合わせて紹介しておきます。

カルシウム拮抗薬は降圧剤としてはポピュラーです。カルシウムイオンをブロックしつつ上昇を抑える作用がありますが、グレープフルーツジュースで飲んではいけない事でも知られている薬です。副作用は動悸、頭痛、火照りなどがあります。

アンギオテンシンII受容体拮抗薬は、交感神経が優位にならないよう抑える作用があります。妊婦には服用を禁止していて、ごく稀ですが味覚異常や高カリウム血症の副作用があります。

ACE阻害剤は高血圧を引き起こす原因物質を阻害する作用があります。副作用に空咳ら出る事が多く、血圧低下なども起こる可能性があります。

利尿剤にはいくつかの種類がありますが、ナトリウムを尿と一緒に排出させ血圧を下げる作用があります。おしっこを促すのでトイレに行く回数が増えます。低カリウム血症を起こすリスクが高いため、低カリウム血症による筋肉痛や筋力低下、めまい息切れなどの副作用が出る事があります。

薬の服用はあくまでも現状を抑え込んでいるだけなので、長期的な治療を余儀なくされます。最も確実なのは高血圧を発症しない生活を続け、予防を意識した対策を日ごろから取り入れていくこと。長年の積み重ねしか高血圧は予防できませんから、地道にできることから改善していきましょう。