高血圧の場合は食事や飲み物にも注意が必要になります。しかし中には適度に取り入れる事で高血圧の改善や予防に役立つ物もあります。

その中の一つにコーヒーがあります。コーヒーの健康効果や、体への影響は色々な角度で研究されていますが、高血圧への影響について調べてみました。

コーヒーと高血圧について

以前まではコーヒーに含まれるカフェインが血圧を高くする作用があるため、高血圧の人はコーヒーを控えるべきだと考えられていました。しかしここに来てコーヒーへの考え方が変わってきています。

実際にコーヒーを飲むと飲んだ直後は血圧が少し上昇します。これはカフェインの影響ですが、上昇値はそれほど高くなく、上がるのはあまりコーヒーを飲まない人の場合です。普段からコーヒーを良く飲んでいる人は、カフェインに対して耐性ができているので、コーヒーを1杯飲んだくらいではあまり血圧には影響がない事も確認されています。

アメリカで行われた調査によると、1日4杯までならコーヒーを飲んでも血圧は上がらず、むしろ高血圧のリスクが軽減されたとも言われています。ただしこれは海外でのことであって、日本ではまだこういった調査は行われていません。

コーヒーにはカフェイン以外にもポリフェノールが含まれています。血中のコレステロールの低下や、血管の健康にポリフェノールは役立ちます。大量に飲むのは良くありませんが、食事制限中でも1日1杯から2杯までなら飲んでも良いと考えるようになっています。

コーヒーのおすすめな飲み方

高血圧の治療に食事制限を取り入れる場合は、飲み物なども対象です。塩分だけが悪いわけではありませんから、コーヒーに大量の砂糖やミルクを入れて飲む場合は糖分や脂肪分の摂り過ぎという問題も出てきます。

ただし1日に1杯から2杯程度なら、コーヒーを飲んだ後の血圧上昇はあっても数値は低く、時間の経過とともに血圧は下がっていく事が確認されていますので、我慢してストレスになるくらいなら飲んでもいいようです。

高血圧の治療で降圧剤を飲んでいる場合は、コーヒーを飲むタイミングと薬を飲むタイミングはずらようにしましょう。降圧剤にも種類はありますが、中にはカフェインと一緒に摂取すると薬の効き目を邪魔してしまう物があるからです。薬を飲む数時間前と、飲んでからしばらくはカフェインを取らないよう、飲むタイミングを考えておく事が大切です。

ちなみにカフェインが消化されるには3時間以上かかり、薬が消化吸収されるのも数時間かかります。薬を飲むのが夜なら、コーヒーは朝飲むというように少し余裕を持っておく事も大切です。コーヒーを飲むタイミングが夜になる場合は、寝る直前に飲むと眠れなくなるので注意してください。